2020.10.16 ｜ 百年会議会員コラム

『中国山地が素敵』と心からいえる創刊号ができました！ （中国山地編集舎　森田一平）

創刊号が完成しました！印刷会社で本を受け取り、真新しい紙とインクのにおいが愛おしく、思わずほおずりしてしまいました（その本は私が購入しました）。

中国山地の真ん中に生まれてきたことを誇りに思いながら、心のどこかで引け目を感じていました。でも、この本を手にして、ようやく、心の底から「中国山地は素敵だよ」って言える自分がうれしいです。

中国山地は長らく「過疎」のレッテルに苦しんできました。問題の多くは今も解決していません。でも、ここには温かい人と人のつながりがあります。私たち一人ひとりが存在を実感でき、互いに支え合っているという確かな手応えがあります。その範囲を「地元」と呼ぶことにしました。

中国山地には今、新しい多様な地元が生まれつつります。その地元が連なりながら互いに課題や挑戦を共有しながら、共存のネットワークを広げていきたいと思っています。「地元から世界を創り直す！」という創刊号の特集にはそんな思いを込めました。

「みんなでつくる中国山地」は、１００年間発行を目指します。１００年先を見据えて、少しずつ、ゆっくりと進む、暮らしの革命の記録です。是非、手にとっていただき、これからの中国山地を一緒に考えてもらえませんか？